マーク・ヘレガスン先生のご訃報に接して

日本、2025年3月19日 - マーク・ヘレガスン名誉教授が2025年3月11日にご逝去されたとの報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。

マーク先生が英語学習のコミュニティに残した足跡の大きさは計り知れません。最初に挙げられるのは、宮城学院女子大学で魅力的かつ実践的な授業を通じて何千人もの学生にインスピレーションを与えたことです。マーク先生の影響は、JALTなどの学会でボランティアに励む学生を通じて肌で感じました。マーク先生は学生に、積極的に好奇心を持ち、思慮深く学ぶ姿勢を教えました。マーク先生の哲学は『English Firsthand』にも反映されています。教科書を通して先生の教えは、教室を越え、そして日本を越え、さらに世界中の教師と学習者の心に届きました。

下記は『English Firsthand』にも掲載されている、マーク先生が自身の恩師に宛てた手紙です。先生が教師になった経緯について短く語られたものですが、感謝の気持ちを持つことの重要性を彼自身の言葉で教えてくださっています。

マーク先生は、英語を超えて私たちに多くのことを教えてくれました。ひらめきを与え、人々の人生を変える方法について。この世界に意味のある違いをもたらす方法について。そして、人生で出会う人々に感謝する大切さについて。マーク先生から学ぶ幸運に恵まれたすべての人の中に、先生はずっと居続けてくれると信じています。そのことに、私たちは感謝の意を表したいと思います。