6つの奇妙な英語フレーズ

Steffanie Zazulak
男と女が微笑みながら立っていた

以前のブログでは、理解しずらい奇妙な英語フレーズをいくつか紹介しました。 英語には、流暢な話者でさえも混乱させる可能性のある独特のフレーズがたくさんあります。今日の投稿では、レパートリーを増やすのに役立つそのようなフレーズをさらにいくつか見ていきます。

奇妙な 英語 フレーズの説明
再生
プライバシーとクッキー

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Cat got your tongue?=猫に舌を取られたの?
(意味:どうして黙っているの?)

このフレーズは、誰かが何も言わないときに使用されます。このフレーズの真相を突き止めようとする試みは、多くの人の口をつぐませました(申し訳ありませんが、私たちは抵抗できませんでした)。一説によると、魔女狩りの時代には、魔女(または猫)は人の舌を盗み、魔女のことを他者に話すのを妨いでいたと言われています。 しかし、これはあくまでも物語であり、このフレーズの由来は他にもたくさんあります。 また、古代の王は、彼らを不快にさせた人々の舌を切り取ってペットの猫に与えることで、その者たちを罰したと示唆する人もいます。

使用例:"You're very quiet - Cat got your tongue?" 

Don’t cut your nose off to spite your face.=顔を恨んで鼻を切り落とすな
(意味:馬鹿な真似はするな)

これは、自己破壊的な不必要な行動(多くの場合、怒りや欲に動機付けられている)に対して誰かに警告するために使用されます。たとえば、誰かが復讐を企てたが、その行為が最終的に怒りの焦点よりも個人に害を及ぼす場合です。伝説によると、この言葉は、敬虔な女性が貞操を守るために醜い姿をしたことに由来すると言われています。これらの中で最も有名なのは、コーディンガム修道院の修道院長である聖エバでした。867年、ヴァイキングの海賊がスコットランドに上陸したという知らせがエバに届くと、エバは尼僧たちに鼻と上唇を切り落とすよう促しました。 

使用例:“I’m angry that my colleague was promoted before me, so I might just quit.” – “But you like your job and you need the money. If you react like that you’re just cutting your nose off to spite your face.”

Barking up the wrong tree.=間違った木に吠える
(意味:見当違い)

これは、誰かが間違った、または誤った考え方や行動方針を追求しているときに使用されます。犬が獲物を追いかけて木に登ったと思い込んでその木に吠えているが、実は獲物はほかの木に飛び移って逃げているという過ちをほのめかしているのです。

使用例:If you think I want to get up at 5am tomorrow to go fishing with you, you’re barking up the wrong tree!”

The early bird catches the worm.=早起きの鳥が虫を捕まえる
(意味:早起きは三文の徳)

これは、「何かをする際は、その機会を最も早く利用する人が他者よりも優位である」ということを表しています。これは、ジョン・レイのCollection of English Proverbs』(1670年、1678年)に初めて記録されています。

この作品のタイトルは、この表現が17世紀にもことわざと見なされていたことを示しており、虫を最初に見つけた鳥が最初にそれをつかむ可能性が高いことを示しています。

使用例: “The sale starts tomorrow and the store opens at 8am. Arrive early to get the pick of the best stuff – the early bird catches the worm.”

Close, but no cigar.=おしいけど、葉巻はあげられない
(意味:おしいけど、正解ではない)

このフレーズは、ほぼ正解だが100パーセントではない場合に、よく使用されます。このことわざは、アメリカ発祥(「ナイストライ、でも葉巻はダメ」も、その1つ)といわれており、遊園地のゲームでは賞品として葉巻を配っていたことが発端のようです。1949年11月のリマ・ニュース紙に、Lima House Cigar and Sporting Goods Storeで火事が発生し、かろうじて焼失を免れたという記事が掲載されました。記事は、「Close But No Cigar」と題されていました。

使用例:“Actually, my name is June, not Jane – close, but no cigar.”

To add insult to injury.=ケガに侮辱を加える
(意味:踏んだり蹴ったり)

これは、悪い状況をさらに悪化させることを意味します。この言葉の起源については議論の余地がありますが、一説には紀元1世紀のパエドルスの 寓話に由来すると言われています。 禿げた男が 、頭に止まったハエに噛まれて叩くという話でした。代わりに、彼は自分の頭を殴り、ハエは言います:「あなたは虫の刺し傷に死で復讐したかった。ケガに侮辱を加えた自分をどうするつもりだ?」

使用例:“I went for a job interview, but they told me I was too old for the job. To add insult to injury, my car broke down on the way home – what a bad day!”

これらは一般的に使用される英語フレーズのほんの一部ですが、次にこれらを耳にする機会があったときは、その意味と起源を正確に理解していることができます。友達を驚かせることができるかもしれませんね。 

 

フレーズやスラングをもっと知りたいという方は、UK中の9つの俗語を必ずチェックしてください。

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